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せいよ徒然日記

2011年06月01日

技を受け継ぐ!実盛送りの「実盛」づくり

カテゴリー:西予市の【文化財】西予市の【生産者】

西予市城川町の田穂・魚成地区では、「実盛り送り」という伝統行事がおこなわれます。

非業の死を遂げた斎藤実盛が稲の害虫に化したという伝説 に基づき、

田植えが終わった後、五穀豊穣や害虫退散を祈願して、

田植えの終わった田の畦道を「実盛り」を先頭に行列を成し、

下流地区へ(田穂~魚成地区)送り継いで行き、また途中「茶堂」に参拝し、

今年の無業息災と、豊作を祈ります。最後は供え物と供に、川に流し、豊作を祈るというものです。


本日は、その実盛り送りの「実盛」の制作の現場を訪れました。

この実盛作りの技は、地域で代々受け継がれていています。

以前は、長い間、兵藤さんという実盛作りのプロフェッショナルが制作されていたということでしたが、

技を教えられるうちに、ワシに変わる後継者をつくらねば!

ということで、現在は、同じ地域の赤松さんが実盛を制作をされています。

その実盛ですが、とってもリアルにできてますよね!

でも、最初の外枠はこんな感じなのです。

この外枠から胴体、手になる部分と、足になる部分が形成されていきます。

この、胴体を作るのは、簡単そうにみえて同じようにつくるのはとっても難しい事なのだそうで、

来年度分の胴体も一緒に形成を行って、来年度も同じクオリティーを保たせるということをしているそうです。

さて、木をけずって、何かを作ろうとしています。さてこれは何になると思いますか?

正解は、髪の毛の部分です!

↓のように上手に接着していき、髪の毛の部分になるのです!

ちなみに、これ↓は師匠である兵藤さんが作成した実盛です。

これをお手本に兵藤さんは実盛りを作成していきます。

こちらは赤松さんの実盛です。

師匠のようにとても上手に作成されていますが、

師匠のようにもっと上手につくれるように努力をし続けているということです。

そして、藁で胴体を形成していき、わらじを履かせて、紙でできた着物を

着せていきます。胴体も、とてもリアルに鎧を描いています。

そして最後に、稲をもたせたら、本年度使用する実盛ができあがり!

ということになるわけです。

こうして伝統が継承されていきます。ぜひ皆様も実盛をみにきてください!

本年度の実盛り送りは、6月26日(日)西予市城川町で行われます。

宝泉寺で入魂祈願の供養の後、田穂の大池(出発点)へ移動され、念仏供養の後川下へむかって行列が始まります。

詳細は、イベント情報をごらんください!





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