産業技術総合研究所、日本地質学会の主催で毎年、地質情報展というものが開催されています。

これは１９９７年から毎年各地でその土地の地質、地形などを中心にパネル展示や子供向けの実験などを行っているもので、今年は宮城県仙台市の「スリーエム仙台市科学館」で開催されました。

来年度以降、この情報展に各地のジオパークと共催できないかという打診があり、今年はその視察ということで行ってきました。

ジオパークと共催する目的ですが

（これはほんの一例です）

・地球科学系の博物館がないジオパークでも地球科学の普及イベントを行うことができる。
・体験プログラムのノウハウが手に入れられる。

要するに強力な助っ人によりジオパークの活かし方や教え方など地域に還元する材料が大幅に増えるということです。

そして、さらなるジオパークの発展に努められるのではないかと思います。

今年の様子を簡単に書きます。

ジオパーク展示は今年はまだ共催ということではないので、宮城県にジオパーク認定を目指して活動している２地域のパネルと各地のジオパークが書かれたパネルが飾られているだけで少し寂しかったです。

次はパネル展示です。

新しいエネルギー開発として地熱が注目されていますが、そのパネル展示が多く見られました。

また、東日本大震災の被災地として地震、津波も多くありました。

最後に全体のレイアウトです。

パネル展示スペースはあまり大きくないスペースですが、ここ以外で行われている実験コーナーは複数あり、全体としては大きいと感じました。

来年は鹿児島という話も出ていて、西予市の順番はいつになるか分かりませんが、毎年視察に訪れて、いつ西予市の順番が来てもいいように準備はしておく必要があると感じました。